didとwasの違いを簡単に解説!使い分けと例文のコツ

英語・外国語

「didとwasは、どちらも過去の話に使うのに、どう違うの?」と迷ってしまうことはありませんか。

英語の問題でDidとWasのどちらを選べばよいかわからなかったり、疑問文や否定文になると急に文の形がわかりにくくなったりする方も多いでしょう。

実は、didは一般動詞に関わる過去の表現、wasはbe動詞の過去形と考えると、使い分けの基本がすっきり整理できます。

この記事では、「何をしたか」を伝える文と、「どんな状態だったか・どこにいたか」を伝える文の違いを、やさしい例文とともにご紹介します。

肯定文・疑問文・否定文・短い返事での形を順番に確認すれば、didとwasを選ぶコツがつかみやすくなります。

さらに、wasとwereの使い分けや、didが持つ2つの役割、過去進行形との違いも見ていきましょう。

この記事でわかること

  • didとwasがそれぞれどのような動詞に使われるのか
  • 肯定文・疑問文・否定文でのdidとwasの基本的な使い分け
  • wasとwereを主語に合わせて選ぶ方法
  • 単純過去とwas・were+動詞ingの過去進行形の違い
  1. didは一般動詞、wasはbe動詞の過去を表す
    1. didとwasの違いがひと目でわかる基本ルール
    2. 動作なら一般動詞、状態や存在ならbe動詞を使う
  2. 肯定文では一般動詞の過去形とwasを使い分ける
    1. 「遊んだ」はplayed、「忙しかった」はwas busyになる
    2. 通常の肯定文ではdidを一般動詞の前に置かない
  3. 過去の疑問文は元の文の動詞を見てDidとWasを選ぶ
    1. 一般動詞の疑問文はDidを文頭に置く
    2. be動詞の疑問文はWasまたはWereを文頭に置く
    3. didの後ろに置く一般動詞は原形に戻す
    4. 「昨日忙しかったですか」はWasで表す
  4. wasとwereは主語に合わせて使い分ける
    1. I・he・she・itにはwasを使う
    2. you・we・theyにはwereを使う
  5. 過去の否定文はdidn’tとwasn’t・weren’tを使い分ける
    1. 一般動詞はdidn’tの後ろを原形にする
    2. be動詞はwasn’tまたはweren’tで否定する
  6. 短い返事は質問に使われたdid・was・wereに合わせる
    1. Didで聞かれたらYes, I did.と答える
    2. Wasで聞かれたらYes, I was.と答える
    3. Wereで聞かれたらYes, we were.などと答える
  7. didには助動詞とdoの過去形という2つの使い方がある
    1. 疑問文や否定文のdidは過去を示す助動詞になる
    2. 「した」という意味のdidはdoの過去形になる
  8. didを使う単純過去とwas・were+動詞ingでは表す内容が異なる
    1. 単純過去は過去に起きた動作や出来事を表す
    2. 過去進行形は過去のある時点で続いていた動作を表す
  9. まとめ

didは一般動詞、wasはbe動詞の過去を表す

didとwasの違いを簡単に解説!使い分けと例文のコツ

didは「する・食べる・行く」などの動作を表す一般動詞に関わる過去形で、wasは「~です・~にいる」などを表すbe動詞の過去形です。

迷ったときは、伝えたい内容が「何をしたか」ならdid、「どんな状態だったか・どこにいたか」ならwasと考えると、使い分けやすくなります。

まずは、動詞の種類によってdidとwasの役割が異なることを押さえましょう。

didとwasの違いがひと目でわかる基本ルール

didとwasはどちらも過去の話で使われますが、もとになる動詞が違うことが大切なポイントです。

didはdoの過去形で、一般動詞に関わる表現で使われます。

一方のwasは、amやisの過去形であるbe動詞です。

比べるポイント did was
もとの動詞 do am・is
関わる内容 動作・行動 状態・気分・場所・存在
イメージ 何かをした ~だった・~にいた
例 I did my homework. I was tired.

たとえば、I did my homework.は「私は宿題をしました」という文です。

didはこの文では「した」という動作そのものを表しています。

それに対して、I was tired.は「私は疲れていました」という意味です。

wasのあとにtiredのような言葉を置くことで、そのときの状態を伝えられます。

日本語ではどちらも「~した」「~だった」と自然に訳せるため、英語では何が違うのか迷いやすいかもしれません。

ただし英語では、動作を述べるのか、状態を述べるのかによって、選ぶ動詞が変わります。

動作なら一般動詞、状態や存在ならbe動詞を使う

一般動詞は、具体的な動作や行動を表す動詞です。

たとえば、playは「遊ぶ」、watchは「見る」、studyは「勉強する」、visitは「訪れる」という動きを表します。

これらのように「何をしたの?」と尋ねられて答えられる内容は、一般動詞の仲間と考えられます。

  • play the piano:ピアノを弾く
  • watch a movie:映画を見る
  • study English:英語を勉強する
  • visit my friend:友人を訪ねる

一方、be動詞は、主語がどんな状態なのか、どこにいるのか、何であるのかを表すときに使います。

動作というよりも、人物や物事の様子を説明する役割だと考えるとわかりやすいでしょう。

  • was happy:幸せだった
  • was busy:忙しかった
  • was at home:家にいた
  • was a teacher:教師だった

たとえば、She was happy.は「彼女は幸せでした」と、彼女の気持ちや状態を伝える文です。

また、The book was on the desk.は「その本は机の上にありました」と、物の場所や存在を表しています。

次のように考えると、動詞を選ぶ前の整理がしやすくなります。

伝えたいこと 考え方 選ぶ動詞の種類
昨日、何をしたか 行動・動作を言いたい 一般動詞
昨日、どんな気分だったか 状態を言いたい be動詞
昨日、どこにいたか 場所を言いたい be動詞
昨日、何だったか 身分や性質を言いたい be動詞

「動き」があれば一般動詞、「様子・場所・正体」を説明するならbe動詞という見分け方を覚えておくと便利です。

didとwasを単語だけで覚えるのではなく、文で何を伝えたいのかに注目すると、英語の形を選びやすくなります。

肯定文では一般動詞の過去形とwasを使い分ける

過去の肯定文では、したことを伝えるなら一般動詞を過去形にし、状態を伝えるならwas+状態を表す語を使います。

たとえば「遊んだ」は played、「忙しかった」は was busy となり、同じ過去の話でも文の形が異なります。

まずは「何をしたのか」「どんな状態だったのか」を分けて考えると、肯定文を自然に作りやすくなります。

「遊んだ」はplayed、「忙しかった」はwas busyになる

「遊んだ」は、遊ぶという行動を表す play を過去形の played にして表します。

一方で「忙しかった」の busy は動作ではなく状態を表す語なので、過去を示す was を前に置いて was busy とします。

日本語で伝えたいこと 英語の形 例文
昨日、テニスをした 主語+一般動詞の過去形 I played tennis yesterday.
昨日、忙しかった 主語+was+状態を表す語 She was busy yesterday.
昨日、幸せだった 主語+was+状態を表す語 He was happy yesterday.

played は「遊ぶ・する」という動作そのものを過去形にした語です。

busy や happy は、その人の様子を説明する語のため、busyed や happied のようにはしません。

過去だったことは was が受け持ち、その後ろに busy や happy を置く形になります。

次の2文を比べると、使い分けが見えやすくなります。

  • I played tennis yesterday.
  • I was busy yesterday.

1文目は「テニスをした」という行動が中心なので、played を使います。

2文目は「忙しい状態だった」という説明が中心なので、was busy を使います。

日本語に「〜した」があっても、必ず played のような形になるわけではありません。

その言葉が行動なのか、状態なのかを確認することが大切です。

なお、1つの文の中で行動と状態をどちらも伝えることもできます。

I played tennis and was happy.

この文は「私はテニスをして、うれしかった」という意味です。

played は行動を、was happy はそのときの気持ちを表しています。

通常の肯定文ではdidを一般動詞の前に置かない

通常の肯定文では、一般動詞を過去形にするだけで過去を表せるため、did を前に足す必要はありません。

「私は昨日テニスをした」は、I played tennis yesterday. が基本の形です。

基本の形 避けたい形
I played tennis yesterday. I did played tennis yesterday.
She watched a movie. She did watched a movie.

did と played のような過去形を重ねると、基本の肯定文の形にはなりません。

一般動詞の過去を表す役目は、played や watched のような動詞の過去形に任せます。

また、was を使う文でも did は加えません。

「彼女は忙しかった」は、She was busy. とします。

She did was busy. のように、was の前へ did を置く形は基本の肯定文では使いません。

肯定文を作るときは、次の順番で確認すると迷いにくいでしょう。

  1. 過去にした行動を言いたいのか、過去の状態を言いたいのかを考える
  2. 行動なら一般動詞を過去形にする
  3. 状態なら was の後ろに状態を表す語を置く
  4. 通常の肯定文では did を足さない

まずは played と was busy を1組として覚えると、過去の肯定文の基本がつかみやすくなります。

過去の疑問文は元の文の動詞を見てDidとWasを選ぶ

過去のことを質問するときは、元の文で使われている動詞の種類を見ると、DidとWasのどちらを選ぶか判断できます。

行動を表す一般動詞の文ならDidを使い、状態や場所などを表すbe動詞の文ならWasまたはWereを文頭に置きます。

「何をしたか」をたずねるならDid、「どんな状態だったか」をたずねるならWas・Wereと考えると、形を作りやすくなります。

一般動詞の疑問文はDidを文頭に置く

visit、play、studyのように、行動を表す一般動詞を使った過去の文は、Didを文頭に置いて疑問文にします。

たとえば、「あなたは昨日、祖母を訪ねましたか」と聞きたい場合は、Did you visit your grandmother yesterday?となります。

たずねたい内容 疑問文 注目する点
昨日サッカーをしましたか Did you play soccer yesterday? playは行動を表す一般動詞
彼女は映画を見ましたか Did she watch a movie? watchは一般動詞
彼らは駅まで歩きましたか Did they walk to the station? walkは一般動詞

文頭にDidがあると、「過去のことについて質問している」と相手に伝わります。

まずは、文の中心が「する・行く・見る・食べる」などの行動なら、Didを思い出すとよいでしょう。

be動詞の疑問文はWasまたはWereを文頭に置く

busy、happy、at homeのように、過去の状態・気持ち・場所をたずねる文では、Didではなくbe動詞を文頭へ移します。

たとえば、「彼は疲れていましたか」は、Was he tired?です。

「あなたは家にいましたか」は、Were you at home?のように表します。

たずねたい内容 疑問文 後ろに続く語
彼女は幸せでしたか Was she happy? 気持ちを表す語
彼は学校にいましたか Was he at school? 場所を表す語
あなたは忙しかったですか Were you busy? 状態を表す語

WasとWereのどちらを使うかは主語によって決まりますが、ここでは一般動詞の質問にDidを重ねないこと、be動詞の質問にはDidを使わないことを意識しましょう。

didの後ろに置く一般動詞は原形に戻す

Didを使う疑問文では、後ろの一般動詞を必ず原形に戻すのが大切です。

過去を表す役目はDidが持つため、動詞まで過去形にする必要はありません。

  1. 元の文にある一般動詞を見つけます。
  2. 文頭にDidを置きます。
  3. 一般動詞を原形に戻します。
過去形 Didの後ろの形 正しい疑問文
went go Did you go there?
ate eat Did he eat breakfast?
studied study Did she study English?

たとえば、Did she went to the library?のようにwentをそのまま置くのではなく、Did she go to the library?とします。

Didを見つけたら、その後ろの動詞は原形かどうかを確認する習慣をつけると安心です。

「昨日忙しかったですか」はWasで表す

「昨日忙しかったですか」は、忙しいという状態をたずねる表現なので、DidではなくWasを使います。

たとえば、彼女に対して聞くなら、Was she busy yesterday?です。

busyは「忙しく動いた」という行動ではなく、「忙しい状態だった」ことを表す語です。

そのため、Did she busy yesterday?とはせず、Was she busy yesterday?の形にします。

迷ったときは、「その人は何をしたのか」ではなく、「その人はどんな状態だったのか」を聞いているか考えてみてください。

wasとwereは主語に合わせて使い分ける

didとwasの違いを簡単に解説!使い分けと例文のコツ

wasとwereはどちらもbe動詞の過去形ですが、主語が単数か複数かによって使い分けます。

I・he・she・itにはwas、you・we・theyにはwereを使うと覚えると、基本の文をスムーズに作れます。

まずは主語を見て、ひとり・ひとつを表すのか、複数を表すのかを確認することが大切です。

主語 使う語 例文
I was I was at home.
he / she / it was She was happy.
you were You were kind.
we / they were They were busy.

I・he・she・itにはwasを使う

I、he、she、itは、基本的にひとりまたはひとつを表す主語なので、過去のbe動詞にはwasを使います。

Iは「私」というひとりを指しますが、wasを使う点を、最初にしっかり覚えておきましょう。

  • I:私
  • he:彼
  • she:彼女
  • it:それ、天気、時間など

たとえば、「私は昨日家にいました」は、I was at home yesterday.となります。

Iの後ろにはamを使うイメージがあるため、過去形でも同じように考え、I wasとつなげると覚えやすいです。

「彼は疲れていました」は、He was tired.と表します。

「彼女は親切でした」は、She was kind.です。

heやsheのように、特定のひとりを指す主語の後ろではwasを選びます。

人の名前が主語になる場合も、その名前がひとりならwasを使います。

たとえば、Yuki was in the library.は、「ユキは図書館にいました」という意味です。

名前が出てきても、ひとりの名前ならheやsheと同じ仲間だと考えると分かりやすいでしょう。

itは「それ」という意味のほか、天気や時間、曜日などを表すときにも使われます。

たとえば、It was sunny yesterday.は、「昨日は晴れでした」という表現です。

このitもひとつの主語として扱うため、wasと組み合わせます。

主語 過去の形 日本語の意味
I I was happy. 私は幸せでした。
He He was late. 彼は遅れていました。
She She was at school. 彼女は学校にいました。
It It was cold. 寒かったです。

you・we・theyにはwereを使う

you、we、theyにはwereを使います。

weとtheyは複数の人やものを表す主語なので、wereになると考えると自然です。

ただし、youは相手がひとりでもwereを使うことが大切なポイントです。

  • you:あなた、あなたたち
  • we:私たち
  • they:彼ら、彼女ら、それら

「あなたは昨日忙しかったです」は、You were busy yesterday.と表します。

youは「あなたたち」という複数の意味で使うこともありますが、相手がひとりの場合でもwereを使います。

そのため、youを見たら人数を細かく考えず、you wereをひとまとまりで覚えるのがおすすめです。

「私たちは公園にいました」は、We were in the park.です。

weは話している人を含む複数の人を指すので、wereを選びます。

「彼らは友達でした」は、They were friends.となります。

theyは複数の人だけでなく、複数の物や動物について話すときにも使えます。

主語 過去の形 日本語の意味
You You were helpful. あなたは助けになりました。
We We were classmates. 私たちは同級生でした。
They They were at the station. 彼らは駅にいました。

複数の名前がandでつながる場合も、主語は複数になるためwereを使います。

たとえば、Ken and Mai were at the cafe.は、「ケンとマイはカフェにいました」という意味です。

Kenだけならwasですが、Ken and Maiになると二人になるためwereへ変わります。

迷ったときは、主語をhe・she・itのグループと、you・we・theyのグループのどちらに置き換えられるか考えてみてください。

ひとり・ひとつならwas、youや複数ならwereと整理すると、英文を落ち着いて読み書きできるようになります。

過去の否定文はdidn’tとwasn’t・weren’tを使い分ける

過去のことを「~しなかった」と否定するときは、一般動詞ならdidn’t、be動詞ならwasn’t・weren’tを使います。

いちばん大切なのは、文の中心になる動詞が一般動詞か、be動詞かを見分けることです。

「昨日は宿題をしなかった」はI didn’t do my homework yesterday.、「昨日は家にいなかった」はI wasn’t at home yesterday.のように表します。

否定したい内容 使う形 例文
行く・食べる・見るなどの動作 didn’t + 動詞の原形 She didn’t watch TV.
いる・~だったなどの状態 wasn’t/weren’t She wasn’t busy.

一般動詞はdidn’tの後ろを原形にする

play、like、go、studyのような一般動詞を過去形で否定するときは、didn’t + 動詞の原形にします。

didn’tはdid notを短くした形で、すでに「過去」と「否定」の意味を持っています。

そのため、didn’tの後ろの動詞まで過去形にする必要はありません。

たとえば、「私は先週テニスをしなかった」はI didn’t play tennis last week.です。

playは過去形のplayedではなく、原形のplayを使います。

肯定文 否定文 意味
I played tennis. I didn’t play tennis. 私はテニスをしなかった。
He watched a movie. He didn’t watch a movie. 彼は映画を見なかった。
We went to the park. We didn’t go to the park. 私たちは公園へ行かなかった。
She studied English. She didn’t study English. 彼女は英語を勉強しなかった。

特にgo wentやeat ateのように形が大きく変わる動詞は、否定文で迷いやすいところです。

しかしdidn’tの後ろでは、wentではなくgo、ateではなくeatに戻ります。

たとえば、They didn’t go shopping.は「彼らは買い物に行かなかった」、I didn’t eat breakfast.は「私は朝食を食べなかった」という意味です。

didn’t wentやdidn’t ateのようにはしない、と覚えておきましょう。

  • 肯定文では、I visited my grandmother.のように過去形を使います。
  • 否定文では、I didn’t visit my grandmother.のように原形へ戻します。
  • didn’tの直後は、いつも動詞の原形かを確認すると安心です。

be動詞はwasn’tまたはweren’tで否定する

「~にいなかった」「~ではなかった」のように、be動詞を使う文ではdidn’tを使いません。

過去のbe動詞をそのまま否定して、was notまたはwere notにします。

会話やふだんの英文では、短縮形のwasn’tとweren’tがよく使われます。

主語の例 否定の形 例文
I / he / she / it wasn’t It wasn’t cold.
you / we / they weren’t We weren’t late.

「私は昨日忙しくなかった」はI wasn’t busy yesterday.です。

この文のbusyは動詞ではなく、「忙しい」という状態を表す言葉です。

そのため、I didn’t busy yesterday.とはしません。

「私たちは駅にいなかった」はWe weren’t at the station.となります。

at the stationは「駅に」という場所を表しており、文の中心にはwereがあります。

一般動詞の文とbe動詞の文を見分けるには、否定したい部分を日本語で考える方法も役立ちます。

  • 「宿題をしなかった」のように動作を否定するなら、didn’tを使います。
  • 「家にいなかった」「元気ではなかった」のように状態を否定するなら、wasn’t・weren’tを使います。

迷ったときは、英文の中にplayやlikeなどの一般動詞があるか、was・wereを使う状態の文かを先に確認してみてください。

一般動詞ならdidn’t+原形、be動詞ならwasn’t・weren’tと整理すると、過去の否定文を作りやすくなります。

短い返事は質問に使われたdid・was・wereに合わせる

短い返事では、質問の最初に使われている did・was・were をそのまま受けて答えるのが基本です。

たとえばDidで聞かれたらdid、Wasで聞かれたらwas、Wereで聞かれたらwereを使うと、自然で伝わりやすい返事になります。

質問と返事の言葉をそろえると覚えると、迷いにくくなります。

質問の始まり 肯定の短い返事 否定の短い返事
Did ~? Yes, 主語 did. No, 主語 didn’t.
Was ~? Yes, 主語 was. No, 主語 wasn’t.
Were ~? Yes, 主語 were. No, 主語 weren’t.

返事では、質問文に出ていた名前や名詞を、I・you・he・she・we・theyなどの主語に置き換えることも大切です。

たとえば「あなたは」と聞かれた場合、自分が答えるときの主語はyouではなくIになります。

Didで聞かれたらYes, I did.と答える

Didで始まる質問には、肯定ならYes, I did.、否定ならNo, I didn’t.のように答えます。

didのあとに、質問で使われた動詞をもう一度続ける必要はありません。

たとえば、次のような会話になります。

質問 短い返事 意味
Did you call your friend? Yes, I did. はい、電話しました。
Did you call your friend? No, I didn’t. いいえ、電話しませんでした。
Did Ken visit Osaka? Yes, he did. はい、彼は訪れました。

Did you call your friend?と聞かれて、Yes, I called.と答えることもあります。

ただし、短く答える練習では、Yes, I did.の形を使うと質問との対応がわかりやすくなります。

質問の主語がyouでも、答える人によって主語が変わる点に注意しましょう。

  • Did you enjoy the movie? → Yes, I did.
  • Did I leave my bag here? → Yes, you did.
  • Did they arrive early? → No, they didn’t.

特にDid you ~?への返事は、Yes, you did.ではなく、通常はYes, I did.となります。

相手から「あなたは~しましたか」と聞かれているため、自分のことをIで答えるからです。

Wasで聞かれたらYes, I was.と答える

Wasで始まる質問には、肯定ならYes, I was.、否定ならNo, I wasn’t.と答えます。

Wasの質問にはwasで返すため、Yes, I did.とは答えません。

たとえば、次のように使います。

質問 短い返事 意味
Was the test difficult? Yes, it was. はい、難しかったです。
Was the test difficult? No, it wasn’t. いいえ、難しくなかったです。
Were you tired? Yes, I was. はい、疲れていました。

質問がWas you ~?ではなくWere you ~?となる場合でも、自分の返事ではI wasを使います。

これは、質問中のyouが返事ではIに変わり、それに合わせてwasになるためです。

質問の語だけを見るのではなく、返事の主語に合う形を選ぶことがポイントです。

たとえば、Were you at home yesterday?と聞かれたときは、Yes, I were.ではなくYes, I was.となります。

「質問はWereなのに、返事はwasなの?」と感じるかもしれませんが、主語が変わった結果だと考えると理解しやすいでしょう。

Wereで聞かれたらYes, we were.などと答える

Wereで始まる質問には、答えるときの主語がyou・we・theyなら、Yes, 主語 were.の形を使います。

否定する場合は、No, 主語 weren’t.となります。

たとえば、相手が複数の人についてたずねている場合は、次のように答えます。

質問 短い返事 意味
Were you busy? Yes, we were. はい、私たちは忙しかったです。
Were the children happy? Yes, they were. はい、子どもたちは喜んでいました。
Were you and Mika at the party? No, we weren’t. いいえ、私たちはパーティーにいませんでした。

Were you busy?という質問は、誰が答えるかによって返事が変わります。

一人で答えるならYes, I was.となり、自分を含む複数人について答えるならYes, we were.となります。

質問のyouを、返事では自分に合うIまたはweに置き換えると考えるとよいでしょう。

  • Were you at school? → Yes, I was.
  • Were you at school? → Yes, we were.
  • Were Tom and Emma there? → Yes, they were.

短い返事を作るときは、まず質問の先頭を見て、そのあとで返事の主語を決める順番がおすすめです。

Didならdid、Wasならwas、Wereならwereを基本にしながら、I・we・theyなど返事の主語に合う形を選んでみてください。

didには助動詞とdoの過去形という2つの使い方がある

didとwasの違いを簡単に解説!使い分けと例文のコツ

didには、後ろの動詞を支えて過去を表す助動詞の役割と、「する」を意味するdoの過去形という2つの役割があります。

見分けるポイントは、didのすぐ後ろに別の動詞があるかです。

後ろに動詞の原形が続くなら助動詞、didだけで「した」の意味を持つならdoの過去形と考えると、文の形を整理しやすくなります。

didの役割 形の目印 didの意味
助動詞 did+動詞の原形 過去を表す役割
doの過去形 didの後ろに別の動詞がない した

疑問文や否定文のdidは過去を示す助動詞になる

疑問文や否定文で使うdidは、動作そのものを表すのではなく、文を過去の形にする助動詞です。

このdidの後ろに来る動詞は、過去形ではなく必ず原形にします。

たとえば、playの過去形はplayedですが、didを使う文ではdid playedとはしません。

didがすでに過去を表しているため、playは原形のままでよいからです。

文 didの役割 意味
Did you play tennis? playを過去の内容にする あなたはテニスをしましたか。
I did not play tennis. playを過去の否定にする 私はテニスをしませんでした。
What did Ken buy? buyを過去の内容にする ケンは何を買いましたか。

この使い方のdidは、日本語にそのまま「した」と訳さなくても大丈夫です。

たとえばDid you play tennis?では、「did=した」「play=する」と一語ずつ訳すよりも、文全体で「テニスをしましたか」と受け取るほうが自然です。

見分けるときは、didの後ろにある語を確認してみましょう。

  • did+play、did+buy、did+visitのように動詞の原形が続く
  • didは過去を作るための助動詞
  • 後ろの動詞を過去形にしない

didの直後に動詞の原形があるなら、didは助動詞と覚えると迷いにくくなります。

「した」という意味のdidはdoの過去形になる

did自体が「した」という意味を持つ場合は、動詞doの過去形です。

このときのdidは、ほかの動詞を支える助動詞ではなく、文の中心になる動詞として使われています。

文 didの意味 日本語の意味
I did my homework. した 私は宿題をしました。
She did the dishes. した 彼女は食器を洗いました。
We did our best. した 私たちは最善を尽くしました。

I did my homework.では、didの後ろにmy homeworkという名詞のまとまりが続いています。

playやbuyのような別の動詞は続かないため、didは「した」を意味するdoの過去形だと判断できます。

特に分かりやすい例が、What did you do?です。

この文にはdidとdoの両方がありますが、最初のdidは過去を表す助動詞で、後ろのdoは「する」という意味の動詞です。

文全体では「あなたは何をしましたか」となります。

2つのdidを見分けるために、次の順番で確認してみてください。

  1. didの後ろに別の動詞の原形があるかを見る。
  2. あれば、didは過去を表す助動詞と考える。
  3. なければ、did自体が「した」を意味するdoの過去形かを考える。

didを見かけたら、「後ろの動詞を過去にしているのか」「didそのものが動作を表しているのか」に注目してみましょう。

この違いが分かると、didを含む文を読むときも作るときも、動詞の形を選びやすくなります。

didを使う単純過去とwas・were+動詞ingでは表す内容が異なる

didを使う単純過去は、過去にしたこと・起きたことをひとまとまりの出来事として伝える形です。

一方、was・were+動詞ingの過去進行形は、過去のある場面で続いていた動作に目を向ける形です。

どちらも過去の話ですが、「終わった出来事」を言いたいのか、「そのとき最中だったこと」を言いたいのかで選びます。

形 注目すること 例 日本語のイメージ
単純過去 起きた出来事・完了した動作 I watched TV. 私はテレビを見ました。
過去進行形 ある時点で続いていた動作 I was watching TV. 私はテレビを見ていました。

単純過去は過去に起きた動作や出来事を表す

単純過去は、「昨日映画を見た」「先週友人に会った」のように、過去の出来事をすっきり伝えるときに使います。

何時に始まったか、どのくらい続いたかよりも、その行動や出来事があったという事実が中心です。

たとえば、Did you call your mother?は「お母さんに電話しましたか」という意味です。

この質問では、電話をかける行動をしたかどうかをたずねています。

答えるときは、Yes, I did.やNo, I didn’t.のように、didを使って短く返せます。

英文 伝えていること
Did you clean your room? 部屋を掃除したかどうか
Did she arrive early? 彼女が早く到着したかどうか
We visited Kyoto last year. 私たちが去年京都を訪れたという出来事

単純過去では、yesterday、last night、two days agoのような、過去の時を表す言葉と一緒に使われることがよくあります。

ただし、時を表す言葉がなくても、会話の流れから過去の出来事だと分かる場合は単純過去を使えます。

「何をしたの?」と過去の行動をたずねたいときは、Did+主語+動詞の原形を思い出すと組み立てやすくなります。

過去進行形は過去のある時点で続いていた動作を表す

過去進行形は、過去のある時点を切り取って、「そのとき何をしていたのか」を表します。

たとえば、I was cooking dinner at seven.は「私は7時に夕食を作っていました」という意味です。

ここで大切なのは、夕食作りが終わったかどうかではなく、7時という時点で料理の途中だったことです。

過去進行形は、wasまたはwereの後ろに動詞ing形を置きます。

  • I was reading a book.:私は本を読んでいました。
  • They were playing in the park.:彼らは公園で遊んでいました。
  • Were you sleeping then?:そのとき、あなたは寝ていましたか。

単純過去と過去進行形の違いは、1つの場面で比べると分かりやすくなります。

I watched TV last night.は、昨夜テレビを見たという出来事全体を伝える文です。

I was watching TV at nine last night.は、昨夜9時にはテレビを見ている最中だったことを伝えます。

言いたいこと 自然な形
昨夜テレビを見た。 I watched TV last night.
昨夜9時、テレビを見ていた。 I was watching TV at nine last night.
あなたが電話したとき、私は料理をしていた。 I was cooking when you called.

最後の例のように、長く続いていた動作は過去進行形、そこに起きた短い出来事は単純過去で表すことがあります。

I was cooking when you called.では、「料理をしていた最中」に「あなたが電話した」という出来事が入ったイメージです。

迷ったときは、「した」と出来事として言うなら単純過去、「していた」と場面を描くならwas・were+動詞ingと考えてみてください。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • didは、行動を表す一般動詞に関わる過去の形です。
  • wasは、状態や場所を表すbe動詞の過去形です。
  • 肯定文では、「したこと」は一般動詞の過去形、「状態」はwas・wereで表します。
  • 過去の疑問文は、一般動詞ならDid、be動詞ならWas・Wereを文頭に置きます。
  • wasはI・he・she・it、wereはyou・we・theyと使います。
  • 否定文は、一般動詞ならdidn’t、be動詞ならwasn’t・weren’tを使います。
  • 短い返事は、質問で使われたDid・Was・Wereに合わせるのが基本です。
  • didは助動詞としても、「する」を表すdoの過去形としても使われます。
  • 過去の出来事には単純過去、進行中だった動作にはwas・were+動詞ingを使います。

didとwasの違いは、「何をしたか」と「どんな状態だったか・どこにいたか」を分けて考えると、ぐっとわかりやすくなります。

まずは短い例文を見ながら、一般動詞の文にはdid、be動詞の文にはwas・wereを選ぶ練習をしてみてください。

疑問文や否定文も、元の文の動詞を確認する習慣をつければ、少しずつ迷いにくくなります。

完璧に覚えようと急がず、身近な出来事を英語にして、一文ずつ使ってみましょう。